牛首紬の買取価格は着物のサイズで決まる?
着物の買取価格に関わる条件 着物の買取の際、基本的には状態の如何が問われるのですが、状態だけではなく、とある部分に於いても買取価格が左右されます。 それはサイズです。大きければ良いとか小さければ良いとかではなく、普遍的なサイズなのかが問われるのです。着物を買取るという事は、業者としては再び売りに出すためなのですが、あまりにもサイズが小さいものや、逆に大きすぎる物の場合、ニーズがありませんので、最悪買取ったものの結局は生地をリサイクルせざるを得なくなってしまうのです。 せっかくの着物を裁断しなければならなくなってしまうのです。そのため、あまりにも小さいサイズや大きいサイズなど、着物としてのニーズが見込めないサイズの物はどうしても買取が低くなります。 シンプルさで人気の牛首紬 着物も多々あります。牛首紬もその一つです。鮮やかであり、シンプルな牛首紬は人気の着物ではあるのですが、いくら人気の牛首紬ではあっても、先の話に出たように、小さすぎたり大きすぎたりするものは結局はニーズがあまりありませんので、せっかくの牛首紬の着物でも、業者は買取った後生地にせざるを得ないのです。 そのため、買取価格は若干安くなってしまうのです。 牛首紬だけではなく、どの着物であってもこのような事情は当てはまります。もちろんサイズだけではなく、状態にもよります。せっかくの牛首紬で、さらにはサイズも多くの人が着こなすサイズではあっても保管が悪かったおかげで生地が傷んでいたり、虫に食われてしまっているようでは牛首紬であっても買取額はどうしても低くなってしまいます。 着物の判断ポイントは多々ありますが、分かりやすく言えば「再び手にとった人が着たいと思うのか、着れるのか」です。サイズが小さかったり大きかったりでは状態が良くても着れませんし、ジャストサイズではあってもボロボロであればこちらもやはりニーズは低くなってしまうものです。 着物の管理には気を付けて 着物はとても貴重なものですが、一方では管理がとても難しく普通の洋服と同じような感覚で保管していてはダメになってしまいます。定期的に風に通し、湿気を除かなければなりませんし、箪笥の中の環境とて大切です。どれだけ丁重にと思っても箪笥が不衛生で多数の虫がいるようでは意味がありません。特に牛首紬はとても貴重な着物です。虫に食われてしまった場合、ゲームのようにリセットなど出来ませんし、機械の様に元通りに修理する事も出来ませんので、着物は着る時だけではなく、保管にも気を付けなければならないのです。 |
◆有名作家もの、伝統工芸で、証紙(ラベル)のあるお品物
特に重要なのが「証紙の有無」です。これにより着物買取の査定額が大きく変わります。
証紙とは、着物の品質と産地を証明するものです。このような証紙がある場合、買取が高額になります。また産地ごとの染めの基準を満たした物には、「染め証紙」が貼られます。
■証紙(登録商標)
鹿児島産 本場大島紬 経緯絣 手織りだとわかります。
鹿児島産に関しては、「旗印」シールは添付されていますが、
その横に手織りのものには「伝統工芸証紙」が、機械織りのものには「金色(黄色っぽい)シールが貼付されています。
◆正絹で新品、未使用のもの
シミや色落ち、汚れがあっても買取できますが、保存状態の良し悪しは重要です。
新品や、仕付けが付いた未着用のものなど、着用回数は少ないほど良いです。
着物を長い間箪笥にしまったままにしますと、綺麗に見えても裏地が褐色になっていたり、金銀彩、箔が変色したりします。今、お持ちのお着物の状態や価値が知りたい方もお気軽にお問合せください。
◆丈が長いもの、仕立て直しができるサイズ
広い年齢層が着られる色仕立て直しができるサイズ(身丈:160cm以上、裄丈:65cm以上)が高いお値段がつけやすいです。
他にも、幅広い年齢層が着られる色・絵柄などの要素も価格の変動に影響しますので、売る前にチェックしてみてください。なんでも買い取れるわけじゃありませんが、買い取れるお着物・和装小物はどこよりも高く買い取らせていただきます。
「汚れている」、「保証書がない」などの理由で買取を諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。
熟練の専門家が査定をさせていただくので、諦める前に一度ご相談ください!