着物の中でもダントツで買取価格が高いのは西陣織!
圧倒される西陣織の着物 着物の中でも圧倒的とも言える存在感があるのが西陣織です。 応仁の乱の際、西陣が本陣を張っていたエリアで生まれた事から「西陣織」と言う名称となっているのですが、着物の鮮やかさは戦など微塵も感じさせません。 そもそも、たまたま場所が近かったので西陣織と名付けられただけなのですが、かつて着物はお洒落のためのものでした。江戸時代までは着物は庶民が着れるような代物ではなかったのですが、着物にも様々な物がありました。中でもお洒落な着物として当時の権力者たちから人気を集めたのが西陣織だったのです。そして現代でもその鮮やかさのおかげで、着物の中でも随一の人気を誇りますので、中古市場でのニーズも高く、買取価格が最も高い着物とされているのです。 西陣織といえども保存状態は大事 西陣織の買取価格はとても高いのですが、状態次第である事は言うまでもありません。いくら西陣織の着物でも、保管方法が悪く、ボロボロになってしまっていては価値が半減してしまいます。 西陣織に限らず着物は保管方法が肝です。時には湿気対策として風に当てなければなりませんし、防腐剤等も駆使し、さらには虫からも守らなければなりません。 自分自身では気を使って保管していたつもりでも、湿気や虫のおかげでせっかく色鮮やかな西陣織が台無しになってしまう事とて珍しい話ではありません。その場合、いくら西陣織ではあっても高額買取が出来るかといえば無理です。いくら西陣織が人気ではあっても、さすがにボロボロの西陣織では買取価格は低くなってしまいます。買取価格云々ではなく、着物は保管にまで気を使うのは当然です。 買取業者も慎重に 上記の他、どこに買取ってもらうのかも大切です。西陣織の価値を分かっているような業者であれば買取価格も高いのですが、街のリサイクルショップや、そこまで専門的ではない着物店だと西陣織ではあっても価値が分からず、買取価格も平凡なものになってしまいます。 西陣織はとても鮮やかではありますが、着物の価値を分かっていない業者では買取価格はどうしても低くなってしまいがちですので、着物の価値が分かっている所で買取ってもらうようにしましょう。西陣織の価値を分かってくれる業者であれば安心出来ます。着物はとても貴重なものですが、その価値を分かっていない業者にとっては売れるか売れないかだけで考え、驚くほど安い買取価格を提示されるケースもあります。店舗が見つからないのであればネット等を活用してみるなどして、西陣織の価値を分かっている業者を見つけるよう努めましょう。 |
◆有名作家もの、伝統工芸で、証紙(ラベル)のあるお品物
特に重要なのが「証紙の有無」です。これにより着物買取の査定額が大きく変わります。
証紙とは、着物の品質と産地を証明するものです。このような証紙がある場合、買取が高額になります。また産地ごとの染めの基準を満たした物には、「染め証紙」が貼られます。
■証紙(登録商標)
鹿児島産 本場大島紬 経緯絣 手織りだとわかります。
鹿児島産に関しては、「旗印」シールは添付されていますが、
その横に手織りのものには「伝統工芸証紙」が、機械織りのものには「金色(黄色っぽい)シールが貼付されています。
◆正絹で新品、未使用のもの
シミや色落ち、汚れがあっても買取できますが、保存状態の良し悪しは重要です。
新品や、仕付けが付いた未着用のものなど、着用回数は少ないほど良いです。
着物を長い間箪笥にしまったままにしますと、綺麗に見えても裏地が褐色になっていたり、金銀彩、箔が変色したりします。今、お持ちのお着物の状態や価値が知りたい方もお気軽にお問合せください。
◆丈が長いもの、仕立て直しができるサイズ
広い年齢層が着られる色仕立て直しができるサイズ(身丈:160cm以上、裄丈:65cm以上)が高いお値段がつけやすいです。
他にも、幅広い年齢層が着られる色・絵柄などの要素も価格の変動に影響しますので、売る前にチェックしてみてください。なんでも買い取れるわけじゃありませんが、買い取れるお着物・和装小物はどこよりも高く買い取らせていただきます。
「汚れている」、「保証書がない」などの理由で買取を諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。
熟練の専門家が査定をさせていただくので、諦める前に一度ご相談ください!