着物の高価買取のコツは作家だった!?久保田一竹編
手もとの着物を高く買取りに出したい! 着物を高く買取りに出したい方は多いと思います。 「買って一度着たけどそのまま全く使用していない」とか 「ずっと昔からある着物で、誰のものかすら分からない」とか 「とにかくお金に困っていて、すぐに現金が欲しい。手元にある、買取ってもらえそうなモノの中に着物がある」とか 様々な理由はあると思います。 そこで、今手元にある着物を高い金額で買取りに出すためのポイントと、着物の作家による価格の付き方のちがいなどについてお伝えしようと思います。 まず見てほしいのは「着物の状態」です。きれい・汚いはもちろん、購入後に何回着たのか。あるいは新品なのか。※仕付け糸がついたままなら新品として扱われやすく、高い買取り価格が付きやすいです。 また、当然ですが、シミや破れ、ヨゴレがあれば買取り価格は大きく落ちます。 着物を見るポイント 着物買取り業者の査定項目はそれだけではありません。 細かく書くと「生地の質」「サイズ」「産地」「流行の柄かどうか」「作家」などが挙げられます 「生地の質」は正絹かどうかだけが重要です。それ以外の生地に高額が付くことはほとんど無いようです。 「サイズ」は小さすぎたり、特殊な形だったりすると買取り価格は下がります。基本的には身丈が160cm以上、裄丈が65cm以上あれば、仕立て直しができるので問題はありません。 「産地」は、有名なところだと丹波布、越後上布、京友禅、薩摩絣、結城紬、加賀友禅などがあり、それらは高い値がつきやすくなります。 柄についてはその時々で「売れセン」は変わりますので一概に言えませんが、その時のトレンドの柄を捉えていれば問題はないでしょう。 最後が「作家」です。着物の買取りにおいて最も大きく価格を動かす要素がここです。 例えば、次項で詳しく説明する久保田一竹は分かりやすい高値の付く作家です「久保田一竹である」というだけで、間違いなく高値で買取ってもらえます。 久保田一竹の着物とは 久保田一竹は、世界的に有名な着物作家です。 残念ながら2003年に亡くなっていますが、世の中にはたくさんの作品が残されています。 驚くべきことに、亡くなった後も定期的に展覧会が行われていることです。 国内の久保田一竹展覧会であれば、海外の久保田一竹展覧会もあります。 久保田一竹は、14歳から染色の道に入り、20歳で「辻が花染め」と出会い、その魅力に取りつかれ、そこからの生涯を「一竹辻が花」に賭けたと言われています。 存命中はフランス政府から「フランス文化勲章シュヴァリエ賞」を受賞したり、河口湖に「久保田一竹美術館を開設したりしました。 久保田一竹は、これだけ活躍した作家さんですから、着物業界での評価も非常に高く、証紙付きで買取りに出せば、100万円以上の買取り価格になることも、ざらにあります。 ここでは久保田一竹についてお伝えしましたが、日本には様々な着物作家がいますので、販売の際には調べてみるのが良いでしょう。 |
◆有名作家もの、伝統工芸で、証紙(ラベル)のあるお品物
特に重要なのが「証紙の有無」です。これにより着物買取の査定額が大きく変わります。
証紙とは、着物の品質と産地を証明するものです。このような証紙がある場合、買取が高額になります。また産地ごとの染めの基準を満たした物には、「染め証紙」が貼られます。
■証紙(登録商標)
鹿児島産 本場大島紬 経緯絣 手織りだとわかります。
鹿児島産に関しては、「旗印」シールは添付されていますが、
その横に手織りのものには「伝統工芸証紙」が、機械織りのものには「金色(黄色っぽい)シールが貼付されています。
◆正絹で新品、未使用のもの
シミや色落ち、汚れがあっても買取できますが、保存状態の良し悪しは重要です。
新品や、仕付けが付いた未着用のものなど、着用回数は少ないほど良いです。
着物を長い間箪笥にしまったままにしますと、綺麗に見えても裏地が褐色になっていたり、金銀彩、箔が変色したりします。今、お持ちのお着物の状態や価値が知りたい方もお気軽にお問合せください。
◆丈が長いもの、仕立て直しができるサイズ
広い年齢層が着られる色仕立て直しができるサイズ(身丈:160cm以上、裄丈:65cm以上)が高いお値段がつけやすいです。
他にも、幅広い年齢層が着られる色・絵柄などの要素も価格の変動に影響しますので、売る前にチェックしてみてください。なんでも買い取れるわけじゃありませんが、買い取れるお着物・和装小物はどこよりも高く買い取らせていただきます。
「汚れている」、「保証書がない」などの理由で買取を諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。
熟練の専門家が査定をさせていただくので、諦める前に一度ご相談ください!