着物コラム
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2016.09.10
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着物の買取価格を高くする方法 加賀友禅編
| 着物の買取価格を高くする方法 着物の買取価格が高くなる理由についてご存知でしょうか。 着物の買取価格は着物の価値が反映されています。つまり着物の価値が高ければ、買取価格も高くなるということなのです。 着物の価値というのは様々な点で測ることができます。 どれほど高い技術で製作されているか、その文様がどのように雅なのか、また誰が作っているのかなど、様々です。 それでは加賀友禅は着物の価値としてどれくらいあるのでしょうか。 非常に有名な着物、加賀友禅 加賀友禅は知らない人がいないほど、有名です。京友禅や江戸友禅と並び、代表的な着物の種類の1つとなっています。 それほど有名である点がまずブランド名として価値が高いのです。有名であるというのは逆説的にいうと、価値が高いから有名であるとも言えます。ですから買取価格も高くなるのですね。 次に加賀友禅の製作工程にも秘密があります。加賀友禅は京友禅や江戸友禅とは異なり、製作の全行程を一人の作家が行います。京友禅や江戸友禅は、分業制で製作しているのですが、加賀友禅は全て作家一人で行っているのです。ここに価値が高い理由があります。 加賀友禅は伝統工芸品としての価値があり、その製作にも伝統的な技法が多く盛り込まれているのですが、作家一人で製作していくので、伝統的な技術を入れながら、作家の個性あふれる大胆なデザインなどが着物に反映されています。そのため、作家ごとに異なる作風が出て、作家ごとにファンが生まれているのです。加賀友禅だけでも有名ですが、作家にも非常に有名な人が多いのが特徴です。有名な作家の作品ですと、20年以上前の着物でも何十万という高額な買取価格で取引されることもあります。それだけ手間をかけて作られた着物は価値が高いのです。 さらに加賀友禅は美術的な点でももちろん価値が高いとされています。加賀友禅は独特の技法で製作されており、手描き友禅であることでも知られています。加賀友禅の文様は古典や自然を題材にしていることが多く、その絵には絵画のような美しさがあり、芸術的な価値が非常に高いのです。文様の他にも、染め方にも伝統的な高い技術が駆使されています。縫い取りや絞りを使うことなく、染めの技法のみを用いることが加賀友禅の特徴です。ぼかしも京友禅や江戸友禅とは異なり、模様の端を濃くして、中心に向けてだんだんと淡くしてく「先ぼかし」という技法を用いています。その色合いは「藍、臙脂（えんじ）、草、黄土、古代紫」で加賀五彩として広く知られています。 この伝統的な高い技術が加賀友禅の価値を高めているので、買取価格ももちろん高くなるのです。 伝統工芸品としての価値 近年、印刷技術の向上でインクジェットで印刷されて着物も多く販売されています。その分多く生産できるわけですが、技術的な価値はそこまで高いとは言えません。加賀友禅のように伝統工芸品はプロが見れば、印刷された着物とは一目瞭然であるほど、仕上がりも美しさも違うのです。加賀友禅の買取価格の高さの秘密は、その価値の高さにあるということです。 |
着物の買取価格を高くする方法 大島紬編
| 個性的な大島紬 独特のデザインとも言うべき大島紬。 着物の中ではかなり個性的ですが、決して奇抜なものではなく、和な重厚感のあるデザインで人気を集めているのですが、大島紬を家で眠らせているのでそろそろ何とかしたいと思っている人もいるかもしれません。家に眠らせておいても結局自分ではなにもしないので、リサイクルという点も考えて売却しようかなと思っているものの、出来れば買取価格は高い方が良いと考えるのは当然ではあります。 大島紬に限らず、着物の買取価格を高くするためには保管が大切です。着物の状態が良い方が買取価格が高くなるのは言うまでもありませんが、そのためには保管がすべてと言っても良いでしょう。着物はとてもデリケートです。気を配って保管していたものと、適当に保管していた着物とでは状態はまったく異なります。定期的に空干しを行い、着物の湿気を取り除いたり、箪笥に虫のいない環境を作るなど細かい部分に気を使って保管されていた着物と、箪笥に入れたまま何もしていない着物とでは状態はどうしても異なってきますので、買取価格は変わります。 せっかくの大島紬ではあっても、状態の悪いものであれば買取る側としても「これでは…」となってしまうのは言うまでもありません。 着物の買取価格 着物の買取価格は、状態の良さで決まりますが、なぜ状態が良い方が高く売れるのかといえば再び着るためのものです。状態の悪い着物は、「着てみたい」と思う人などいません。カジュアルなアイテムであれば多少ダメージがあっても「お洒落」になるかもしれませんし、着回しを工夫する事でダメージをカバーする事が出来ますが、着物はそのような類のものではありません。シミや汚れがあるだけで価値が下がってしまうものなのです。 売却は価値を理解する業者へ 買取価格に影響が出るのはもちろんですが、自分自身が浴衣を着る時にもみすぼらしいものになってしまいますので、着物はしっかりと保管しておいた方が良いのはいうまでもありません。 更に言えば、価値を分かっている業者を見つける点も大切です。極論ですが、リサイクルショップに持って行ったところで着物の価値を分かっていません。大島紬と言っても「着物」としか認識してくれないでしょう。ですが着物の価値が分かっている業者であれば、大島紬を見れば喜んでくれますし、買取価格にも反映されます。どこに買取ってもらうのかはとても大切ですので、少なくとも大島紬の価値が分かっているような業者に依頼した方が良いのは言うまでもありません。 |
着物の買取価格を高くする方法 牛首紬編
| 年配の方だけでなく牛首紬の着物が若い女性にもうけている理由 ！ 世界的にみて着物は外国人からも人気が高く大和撫子の象徴的なものになっていますが、最近では着物文化が再注目されてきています。 多くの人にとって成人式などの機会でしか着ないという風潮も最近では、買取価格が上がってくるくらい着物文化は根付いてきているようです。 そんななかで買取価格が高いことで知られているのが牛首紬です。 牛首紬は訪問着として多くの女性が憧れる和装の一つであり、これを求めている人が多くなってきているため買取価格が上昇カーブを描いています。 牛首紬がなぜ熱い視線を浴びているかというと、結婚式などの華やかな席から訪問着としての気兼ねない使い方までできるところに魅力が高まっています。 一着でこれだけ使い勝手があるものも少ないので、それだけ価値があるというふうに評判を呼んでいます。 しかしもし牛首紬を売却をしたいというケースでは、ちょっとしたポイントがあるのです。 同じ着物でも買取価格が変わってくるポイント 一見同じように見える牛首紬であっても買取価格に差が生じてくる理由とはどんなところにあるでしょう。 ただ売却をしたいだけなら気にしないでいいかもしれませんが、せっかくの機会に着物を売却したいのであれば買取価格が安くされるのはあまり好ましくありません。 せっかくなら着物を高い価格で売却できるようにしてみるといいでしょう。 まず牛首紬自体にも価格の違いは当然あるものです。 同じように見えてしまう牛首紬でも細かな模様、柄配置により当然買取価格は大分差が出てくるものなのです。 ただ、柄が少ないからといって売却するときの価格が下がるというわけではなく、素人目にみると難しいかもしれませんが、柄がつながっているかなど細かな部分が評価される対象になっています。 もちろん着物の柄のトレンドもあるので時期により変動も見られますが、現在では派手すぎないしっとりとした大和撫子を彷彿とさせるようなものも人気の一品になりやすいのです。 高く牛首紬を売却したいならちょっとしたこつで違いが出てくる 大切に保管すればするほど傷みにくいのが牛首紬をはじめとした着物の特徴ですが、買取価格は着物の保管状態が一番反映されやすいのです。 当然きれいに保管されていればいるほど買取価格は上がってきます。 きれいに保管されているとはつまりどういうことかというと、染みやほつれがないという基本的なことから、また虫食いなどによる傷みがない、また日光などにより色の変色がないということです。 当然着用すればそれなりに傷みは出てくるものですが、牛首紬は非常に繊細な着物のため収納しておくときは風通しのよい桐の箪笥などが相性が抜群です。 また着物用の防虫剤を入れておくといいですし、また時折出して湿気を溜め込まないのもポイントです。 持ち主の思い入れがある牛首紬など着物ほど大切にされやすいので買取価格も高くなる傾向にありますが、最も買取価格を左右するのは保管状態の良し悪しによるところが大きいのです。 |
買取価格が高い着物No1は結城紬だった！
| 着物の買取価格で最も高いのは結城紬？ 基本的に着物は買取価格がとても高いです。それもそのはず、着物はとても貴重なものです。普通に購入してもとても高いものですが、欲しい人にとってはそれだけの価値があるからこそ。中古でも良いから欲しいという人もいるからこそ、中古での着物市場も賑わっていますし、買取価格も高くなっているのですが、着物と言っても様々な種類があります。 物によって買取価格が異なるのは言うまでもありませんが、買取価格が一番高いのは結城紬です。意外に思う人も多いかもしれません。知名度を考えたら西陣織の買取価格が一番なのではないかと思う人も多いかもしれませんが、実際には結城紬の買取価格が一番高いのです。 結城紬の特徴 結城紬は生地が違います。重厚感のある生地ですので、着物の中でもステータス抜群です。そのため、着物の中でも結城紬は「別格」な存在感となっているのです。結城紬の着物はまさに「和」な雰囲気を演出してくれるだけではなく、重厚感があるので着物にも質を求める層からの人気がとても高いのです。買取価格が高いのはそのためです。 状態の良さは最重要 ですが、大前提として「状態の良い結城紬」です。結城紬であれば何でも高く買取ってくれる訳ではありません。虫に噛まれていたり、保管方法が悪いおかげで湿ってしまっていたり。特に結城紬は質を求める人からのニーズが高い着物ですので、状態の悪い結城紬はそのような層が求めるものではなくなってしまうのです。 いくら結城紬ではあっても、悪い状態では身を包みたいと思う人はいません。せっかくの結城紬が台無しになってしまいますので、買取価格云々というよりも、そもそもニーズが低下してしまいますので、結城紬を売却しようかなと思っている人は状態を今一度チェックしてみましょう。貴重な着物ですので、誰もが保管には気を使っているかとは思いますが、他の着物ではあまり気にならないような小さなシミやほつれ等でも、結城紬ではどうしても価値がさがってしまいます。結城紬だからこそですが、逆に言えばほつれもなければ汚れもシミもなく、まさに完璧な状態の結城紬であれば間違いなく買取価格は高まります。分かりやすい査定とも言えますので、結城紬をお持ちの方は、保管には気を付けておいた方が良いのは言うまでもありません。売却を考えていないとしても、着物は良い状態の方であり続けたいものです。いずれ自分が着るかもしれませんし、売却するにせよ、状態が悪い着物では自分自身の気持ちも変わってしまいますよ。 |
大島紬の買取価格は着物の状態で決まる？
| 大島紬の着物の買取価格 大島紬という着物の買取価格は、状態に左右される一面はあります。 結論から申し上げれば、大島紬の着物の買い取り価格を高くしたいと望むなら、できるだけ綺麗な状態にするのが望ましいです。そうでないと、買取価格が下がる可能性があります。 状態というと、具体的にはどのようなケースが考えられるかというと、まず大島紬に対する汚れの有無です。大島紬を何回か着用しますと、当然汚れなどが付着する事は大いに考えられます。泥などの汚れが付いてしまえば、やはり買取価格は下落しがちです。 チェックポイントは使用感 というのも着物を買い取るお店としては、使用感を重視するからです。一般的に買取り店は、新品に近い品物を高く評価する傾向があります。上記のような汚れが付着していると、いかにも中古の着物のように感じられるのです。それでは大島紬の売却価格も、下落してしまいます。そのため少しでも高めな額で売却したいと望むなら、普段から汚れなどに注意する必要があります。 また色落ちなども、価格には関わってくるのです。ある程度使い込んだ大島紬などは、やはり色落ちをする事も多いです。いわゆる日焼けなどによって、多少色が黄ばんでしまう事もあります。それでは使い込んだ雰囲気が感じられるので、やはり買取価格も下落する傾向があります。逆に特に色落ちが生じていない着物なら、それなりの価格になる事も多いです。 それと、虫食いなども注意を要します。大島紬をクローゼットなどに収納していると、知らず知らずの内に虫食いが生じてしまう事もあるのです。それも買取価格を下げる要素の1つになります。そのため着物の価格を下げたくないなら、虫食いなどが生じないよう配慮する必要があります。 このような汚れや色落ちや虫食いなどが、いわゆる「状態」です。状態が悪ければ買取価格も下がりますので、できるだけそれを良好にするよう心がけるのが良いでしょう。 厳かに出来ない経年劣化 どうすれば状態が良好になるかというと、経年劣化と大きな関係があります。一般的には、その和装の状態は10年が1つの目安になります。購入してから10年ほど経過した衣類の場合は、上記のような様々な状態悪化が生じる事も多いです。 もちろん衣類によって、その年数にも違いがあります。早ければ7年くらいで、状態悪化が生じる事もあるのです。 結局は衣類の買取価格の高さを望むなら、できるだけ早めに売却するのが望ましいでしょう。長らく放置すれば着物の状態も悪くなりますので、早めに査定を受ける事が推奨されます。 |
◆有名作家もの、伝統工芸で、証紙（ラベル）のあるお品物
特に重要なのが「証紙の有無」です。これにより着物買取の査定額が大きく変わります。
証紙とは、着物の品質と産地を証明するものです。このような証紙がある場合、買取が高額になります。また産地ごとの染めの基準を満たした物には、「染め証紙」が貼られます。
■証紙（登録商標）
鹿児島産 本場大島紬 経緯絣 手織りだとわかります。
鹿児島産に関しては、「旗印」シールは添付されていますが、
その横に手織りのものには「伝統工芸証紙」が、機械織りのものには「金色（黄色っぽい）シールが貼付されています。
◆正絹で新品、未使用のもの
シミや色落ち、汚れがあっても買取できますが、保存状態の良し悪しは重要です。
新品や、仕付けが付いた未着用のものなど、着用回数は少ないほど良いです。
着物を長い間箪笥にしまったままにしますと、綺麗に見えても裏地が褐色になっていたり、金銀彩、箔が変色したりします。今、お持ちのお着物の状態や価値が知りたい方もお気軽にお問合せください。
◆丈が長いもの、仕立て直しができるサイズ
広い年齢層が着られる色仕立て直しができるサイズ（身丈：160cm以上、裄丈：65cm以上）が高いお値段がつけやすいです。
他にも、幅広い年齢層が着られる色・絵柄などの要素も価格の変動に影響しますので、売る前にチェックしてみてください。なんでも買い取れるわけじゃありませんが、買い取れるお着物・和装小物はどこよりも高く買い取らせていただきます。
「汚れている」、「保証書がない」などの理由で買取を諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。
熟練の専門家が査定をさせていただくので、諦める前に一度ご相談ください！
